こんにちは、かえるさんです、今回は「周易 其之八 「変爻(へんこう)」「之卦(しか)」「互卦(ごか)占いのお話」と言うお話です。
「変爻」は、占いで出した卦の爻の陰陽を入れ替えて、別の卦を出して、その後の展開を占うんだね。
そうです、そして、最初に出した卦を「本卦」といい、変爻して作った卦を「之卦」といい、その二つを合わせて「問題の解決方法」を出すのを「互卦」を出す、と言います。
おお、めんどくさい感じかな?
むしろ、後々のイメージをしっかりつかむと、現状の理解も深まりますからね。
なるほど。
では今回は「周易 其之八「変爻」「之卦」「互卦」占いのお話」というお話です。
易の基礎のお話です☆彡
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「変爻」のお話
「変爻」はちょっとやったね。
そうですね、今回も「略筮法」でお話します。復習するとまず、「卦」を出します、これが「本卦」です。そして、「変爻」も出して、その爻の陰陽を逆転させます。
そうやって作った卦が「之卦」です。
まず、最初に卦をだしたら「地天泰」ということにします。
「地天泰」の「卦辞」は「小往 大来 吉亨」しょうゆき だいきたる きちとおる。です。まあ、いい感じですね。
おなじみの「地天泰」だ、「棍棒の3」「ホロスコープの牡羊座の11度~20度」と対応する卦だね。
こんな卦ですね、上卦が「坤」下卦が「乾」です。
そして「変爻」は「二爻」だったとします。
易は下から数えるんだよね、下から二番目が「二爻」だね。「二爻」が「陽」から「陰」になると、「下卦」が「離(り)」になるね。
こちらが「地火明夷(ちかめいい)」です。「二爻」が「陰」になりましたね。これで「地火明夷」の「二爻」が後の状況になって行きます。
ここで簡単に「地火明夷」「二爻」の話をすると「地火明夷」は、進んできて力を付けたからこそ、疑いを受けないようにしないと傷つけられる、慎重に耐え忍ぶイメージです。
そして「二爻」は「明夷 夷于左股 用拯馬壯 吉」めいやぶる さこをやぶる もってすくうにうまさかんなれば きち。です。
簡単に言えば、「二爻」は「陰位」で「地火明夷」の「二爻」は陰ですから、慎重にしっかりやって、直感を働かせれば大丈夫、というような意味です。
なるほど。
ちなみに「地天泰」の「二爻」は「包荒 用馮河 不遐遺 朋亡 得尚于中行」高ぶる自分の気持ちを包んで、河を歩いている、大変だし、友との別れがあっても自らの「中」を進むべきだ、ということです。しかし「包荒」をタロットで言う「愚者の荷物(使命)」とも「単なる欠点を隠す」という意味も両方あります。
ですから「地天泰 二爻」から「地火明夷 二爻」ですから、自分のやりたいことに一生懸命進むことで、辛いことや大変なこともあるけど、地道に頑張ることが大切だ、というようなイメージになります。
なるほど、こういう感じなんだね。「地天泰」が「本卦」で「地火明夷」が「之卦」なんだね。
「互卦(ごか)」を作る
「互卦」ってどんな感じ?
「互卦」は問題解決の糸口を探る卦です。
例えば「地天泰」で「変爻が無い」なら「二、三、四爻」を下卦、「三、四、五爻」を上卦にします。ただ「略筮法」ではこういうことはありません。
ですから「下卦」が「兌(だ)」になります。
そして「上卦」が「震(しん)」になります。
こうすると「雷澤帰妹(らいたくきまい)」になります。
なるほど。
ちなみに「変爻」のある「略筮法」の場合、「地天泰」「二爻」なら、こうなります。
まず「本卦」が「地天泰」「二爻」だとすると、「変爻」の後の「之卦」が「地火明夷」「二爻」になります。
「之卦」の「二、三、四爻」を下卦、「本卦」の「三、四、五爻」を上卦にします。
そうすると「下卦」が「坎(かん)」。
「上卦」が「震(しん)」になります。
そうすると「雷水解(らいすいかい)」になるので、その「二爻」を見ればいいわけです。
それが問題解決の糸口になるんだね。
そういうことです。
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