こんにちは、かえるさんです、今回は『「地天泰」「棍棒の3」太陽の復活する宮 トートタロットと易』と言うお話です。
お、「地天泰(ちてんたい)」は基礎を勉強した時もやったね。
そうですね、タロットの「棍棒の3」と対応しますから、ホロスコープでは「牡羊座の11度~20度」と対応します。
易は6本の爻を下から読んでいきます。「地天泰」はこうなります。
今回はタロットの「棍棒の3」と「地天泰」を比べることで深めるんだね。
まあ、易のブログではないですからイメージをふわっと伝える感じです。「地天泰」は裏卦、綜卦共に「天地否(てんちひ)」ですからそちらも学ぶと良いでしょう。
では『「地天泰」「棍棒の3」太陽の復活する宮 トートタロットと易』というお話です。
易の基礎のお話です☆彡
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地天泰 下卦
「地天泰」の「卦辞」は「小往 大来 吉亨」しょうゆき だいきたる きちとおる。です。
簡単に言えば、良くないものが去って良いものが来る、的な意味です。「卦辞」「爻辞」の方は、深くやると終わらないので、今回は「六線形」の方を少し説明していきます。
「地天泰」は「六線形」では、こうなります。黒くなっているの「正」灰色が「不正」です。まず「下卦」から行きましょう。
下から始まるから、「初爻」は「陽位」に「陽」だね。
そうですね、ですから「やりたいことに思い切って向かうのが良い」イメージです。
初爻は「抜茅茹 以其彙 征吉」最初はバラバラに見えても、茅(ちがや)を引き抜くようなもので、一本引き抜くと後は自然に連鎖してつながって来る、ということです。
要するに、牡羊座的なので、直感が働くイメージで、頑張ってやれば後で色々つながる、ということを言っているのです。
「地天泰」は「初爻」と「四爻」、「二爻」と「五爻」、「三爻」と「上爻」全て応じていますから、努力が後につながるイメージが強いのです。
それは運というより、牡羊座的な負けず嫌いや、本当にやりたいことに飛びつくイメージに対する評価とも言えます。
やりたいことに飛びついたら続かないじゃん。
ただ、ひたすら続ければ良い訳ではありません。いろいろなことをすることも後々役に立つことも多いですからね。
そして「二爻」と「比」していませんから、周囲とつながっているというより、後の自分、行動とつながっているイメージなのです。(隣の爻と陰陽が違う場合、比している、つながっています。)
なるほど隣と「比」していないからダメってもんじゃないんだ。
そして、牡羊座的なイメージがしっかり出てますでしょ。
そして二爻の爻辞は「包荒 用馮河 不遐遺 朋亡 得尚于中行」高ぶる自分の気持ちを包んで、河を歩いている、大変だし、友との別れがあっても自らの「中」を進むべきだ、ということです。
「二爻」は「陰位」ですが「陽」ですから、強すぎる部分がありますので、気を付けながらも強い意志を持って進むイメージを表現しています。そして「初爻」「三爻」とは「比」していないので、自分の道を自分の力で進むのです。
なるほど、でも「五爻」に「応じている」んだね。
三爻の卦辞は「无平夫陂 无往不復 艱貞 无咎 勿恤其孚 于食有福」どんなに良いことにも良くないことにも、反対の面はある、去ることもあれば来ることもある、辛い時もあれば楽しい時もある、それをしっかり受け入れ、人生に喜びを見つけ、報われないことばかり嘆いてはいけない、ということです。
本当は使われている漢字や単語の象徴性を確認しながら理解するのですが、とりあえずイメージはそんな感じです。
なるほど。
「三爻」は「陽位」に「陽」で、慌てず力強く進むべきです、ただ「二爻」も「陽」でしたから、勢いと焦りが生まれやすいですから、目先の結果よりやるべきことをやる強さを推奨しているのです。
この後は「上卦」に移行するんだね。
地天泰 上卦
四爻の「卦辞」は「翩翩 不富以其鄰 不戒以孚」単に名誉や財を求めるのでなく、ひたむきに一歩一歩努力を重ねることで、良い隣人と繋がれる、優れた心を鍛え、持つことです。
「翩翩」は蝶などが飛んでいる様子で、舞い降りるようなイメージです。これは「上卦」の偉い人たちが身分の低い(下卦)立派な人たちを取り立てようとしているのです。
それは富むためではなく、誠の心からそうするのです。
なるほどー。上卦に入ってまたイメージが変わるんだね。
「上卦」は全て「下卦」に応じてますから、しっかりとつながっているのです。そして「四爻」は「陰位」に「陰」で、「三爻」に「比」していますから、助けてもらえる、助ける、つながっているイメージなのです。
五爻は「帝乙帰妹 以祉元吉」帝乙(ていおつ)は殷(いん)の君主で、まだ周に倒される前に仲良くするために娘を周の西伯(後の文王)と婚姻させた、それは上手く行った。
というような意味ですが、殷は次の代の紂王(ちゅうおう)の時に滅んでいます。単純な良い、という意味だけでなく、役目を果たしたものが新たな形になって行くイメージもあります。
「五爻」は「陽位」に「陰」ですから、弱い、不足したイメージです。そこで、部下に対して政略結婚をするわけです。それにより帝乙は殷を永らえさせることに成功します。
「五爻」は「二爻」に応じてますが、となりの「上爻」「四爻」とは「比」していません。
なるほど、周囲につながりが弱いからこその政略結婚なんだ。
上爻は「城復于隍 勿用師 自邑告命 貞吝」容易に軍を用いるなかれ、築き上げたものが終わりを告げる、問題ありだが当然の摂理でもある。永遠のものなどないのである。というような意味です。
しかし、だからこそ「あたらしいもの」が生まれるのです。これは五爻の婚姻の後に殷が滅びますが新しい周が始まり、その中には殷の血も流れているのです。
殷は滅びてしまうけど、新しい王朝の周の中に血は残るんだね。
でも、最後は滅びちゃったじゃん。
「棍棒の3」を思い出していただくと、次のカードは「棍棒の4」ですよ、要するに「新たな挑戦」「新しい国」に向かうわけです。
なるほど、だから「三爻」で、良い時はいつまでも続かない、って言ってたね。逆に言うと続かないことにも意味があるんだ。
「上爻」は次のステージへの移行も含みますので、一見良くないようなことが書いてあるようにも見えますが、単純にそういうことではありません。「11番目の地天泰」の次は「12番目の天地否(てんちひ)」です、ふさがって大変なイメージですが、それは新しい挑戦とも言えます。
なるほど。
「上爻」は「五爻」と比していませんが、「三爻」とは応じています、また新しいことが始まるのです。
なるほど、牡羊座っぽいなー。
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