かえるさんの星占いらぼらとりー

星占いによる性格分析を詳しく解説しています。心の仕組みと、ホロスコープを読めるようになることが目的のブログです。

「風地観」「杯の6」太陽の復活する宮 トートタロットと易

 

 こんにちは、かえるさんです、今回は『「風地観」「杯の6」太陽の復活する宮 トートタロットと易』と言うお話です。

 

 今回は「風地観」ですから「杯の6」と対応しますから、ホロスコープでは「蠍座の11度~20度」と対応します。

 

 易のイメージがそのままタロットやホロスコープに持ち込めるんだね。

 

 そういうことです。易は6本の爻を下から読んでいきます。「風地観」はこうなります。

風地観

 「風地観」は「雷天大壮(らいてんたいそう)」が裏卦、「地沢臨(ちたくりん)」が綜卦ですから、そちらも学ぶと良いでしょう。

 

学ぶと良いでしょう、って…。

 

 では『「風地観」「杯の6」太陽の復活する宮 トートタロットと易』というお話です。

 

 易の基礎のお話です☆彡

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風地観下卦

 

 

 まず「風地観」の卦辞は「盥而不薦 有孚顒若」てあらいてすすめず まことありてぎょうじゃくたり。です。

 

 どういうことなの?

 

 簡単に言うと、手を洗い清めてしっかりやっていれば、周囲や下の者も上を見習ってしっかりやる、ということです。

 

 「観」は「見る」観察するイメージと「見られる」イメージがあります。上が「巽」下が「坤」ですから、大地の上の風でもあり、地にしっかりと根を張る木でもあります。

 

 出来事や人間性などを考える時に生かせそうなイメージだね。

 

 自分が見上げる側にもなるし、見上げられる側にもなります。

 

 「風地観」の下卦はこうなっています。

 

 

 「初爻」は「童觀 小人无咎 君子吝」どうかん しょうじんとがなし くんしりん。です。

 

 簡単に言えば、子供なら良いが立派な人なら恥ずべきことである、ということです。

 

 立派じゃない人ならギリOKなんだけど、立派な人なら恥ずかしいこと。よく考えろってことかな。

 

 そういうイメージもありますね。

 

 「初爻」は「陽位」に「陰」で「不正」さらに「四爻」とは応じてません。さらに「二爻」とも「陰」同士で「比」していません。(隣の爻と陰陽が違う場合、比している、つながっています。)誰も助けてくれない中で、しっかりとした自分かどうか、よく観察しているイメージです。

 

 なるほど、つながっていないからこそしっかり反省出来るし、何も考えないで遊ぶ人もいるってことか。

 

 これは「蠍座の1~10度」で限界に挑戦したイメージ、「杯の5」の「失望」の後のイメージの自己反省でもあります。

 

 上卦の「巽」の成長の「木」のイメージに向かうわけです。

 

 

 二爻の爻辞は「闚觀 利女貞」うかがいみる じょのていによろし。です。

 

 どんな感じなの?

 

 女なら覗いてみるのが良い、と言っているので、男なら覗かない方が良い、となります。当然これは「女性」「男性」というより「女性が受動性」「男性を能動性」と考えると「現状を維持するなら覗く」のも良い、例えば、自分のやりたいことを深く考えるには、そうではないことをすることで気付くこともあります。

 

 なるほど、「こんなのイヤだ、こうなりたい」って思うのはやりたいことと違うことをしている時だもんね。

 

 そうです、それを「覗くのも良い」と言っているのです。要するに「やりたくないことをしている、やらされている」それは、何かに従っている時だ、という意味もあります。

 

 しっかり自分を見直してるんだね。

 

 「二爻」は「陰位」に「陰」そして「五爻」に応じ、かつ比していないので、自分の憧れ、目指すべきことを考える、覗くことで活力、計画することが出来ますね。

 

 控えるべき時に控えるのが良いのは、まだ、満たされてない時だから良い、ってことか。

 

 やるべきことをしている時にそれではダメだ、ということですね。「二爻」は「中」を得ていますからしっかりバランスを取ることが大切です。

 

 

 

 「三爻」の爻辞は「觀我生 進退」わがせいをみてしんたいす。です。

 

 今はとにかく自分で深く考える時、ということです。「よく見ろ」ということです。面白いもので易でこの卦が出る時には本当に「よく考えれば判るでしょ!」って言われそうなことを聞いた時です。

 

 へー。

 

 「三爻」は「陽位」に「陰」で「不正」、比せず、しかし「上爻」に応じています。ですから、自分の心に聞けば判るはず、という意でもあります。

 

 それが「蠍座的」でもあり「杯の6」的でもあるんだね。

 

 そうです、蠍座が限界に挑戦し成長した時、燃え上がるような情熱から冷静さが生まれてきます。そこで「しっかり考える」「観察」することが重要になります。

 

 なるほどー。

 

風地観上卦

 

 

 「上卦」は「巽(そん)」だね。吹き抜ける風、成長する木、って感じだね。

 

 そうです。深い観察して成長していく、見られる側になって行くイメージです。

 

 おお!どこが蠍座っぽいの?

 

 限界まで、自分が納得するまで頑張ったからこそ、落ち着き観察します、その後に「見られる側」要するに「やりたいことをやって成長していく」要するに射手座になって自分の方向に進んでいくことを志していく、それに気付くイメージです。

 

 そういうことか。

 

 

 「四爻」は「觀國之光 利用賓于王」くにのひかりをみる もちいておうのひんたるによろし。です。

 

 簡単に言えば王に仕えて頼りにされる、求められるようになる、ということですから、そうなるように自分を高めるには本当にやりたいことをやるための力を付ける、そういう価値観を持つことを言っています。

 

 そうか、棚ボタばっかり狙ってちゃダメなんだ。

 

 そうなるのは、もうやりたいことと関係ないことばかりして人生に疲れ果てているからです。ゆっくり自分を見つめなおすことが重要です。

 

 「四爻」は上卦の最初の爻ですから、まだ不安定です、そして「陰位」に「陰」で「正」、「初爻」には応じず、「五爻」に比しています。

 

 上にはつながっていて、謙虚さのあるイメージですね。

 

 高まっていくね。

 

 蠍座の「蠍」から「蛇」そして「鷲」になって行くイメージです。

 

 しかし「四爻」を変爻すると「天地否(てんちひ)」であることも忘れてはいけません、要するに、しっかり部下を務める、学ぶということは苦労も多い、ということです。

 

 爻を読む時に「変爻」のイメージも使うのか。

 

 そして「四爻」は「巽」の一番下ですから、木の根っこのイメージもあります。

 

 

 「五爻」は「觀我生 君子无咎」わがせいをみる くんしとがなし。です。

 

 簡単に言うと、自分をしっかり見る、それは「五爻」「尊位」ですから、自分の成したこと、要するに「治めている民」を見れば良く判ります。

 

 自分を見る、って自分の成したこと、起こった結果をよくよく見ることで判るってことか!

 

 そういうことです。逆に言うと「君子无咎」はそうしないと咎がある、ということです。

 

 例えばどういうこと?

 

 毎朝、眠いのは夜更かしするからです。

 

 布団が呼んでるからだもん。にわとりさん悪くないもん。

 

 「五爻」は「中」を得ていて、「陽位」に「陽」、「二爻」に応じていて、「四爻」に比しています。真下の「四爻」にしっかり支えられていて、下々の民である「二爻」に応じています。

 

 こうやって「今現在の本当の自分」を客観的にも内面的にも見ることで射手座に向かって行くんだね。

 

 本当にやりたいことを探す、迷う「杯の7」に向かうイメージですね。

 

 

 「上爻」は「觀其生 君子无咎」そのせいをみる くんしとがなし。です。

 

 いよいよ、無意識のレベルから、自らを見つめなおし、自分の今に疑問を持つ、又はこれから持つようなイメージです。「風地観」「上爻」は変更すると「水地比(すいちひ)」ですから、人とつながり、自らの新しい道を見つけたいのでしょう。

水地比(すいちひ)上爻 - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

 

 自分の生き方を見る、それは本当に何をしたいのか、に気づくことが必要になってきているんだね。そうじゃなきゃ「咎有」なんだね。

 

 そうです。「上爻」は「陰位」に「陽」で「不正」、「五爻」に比していませんが「三爻」に応じています。

 

 「水地比」「上爻」も、生まれ変わる「凶」のイメージで、苦難の道へ向かって行くイメージです。

 

 なるほど、確かに蠍座っぽいけど、なんか「五爻」爻辞が似てるね。

 

 六線形もしっかり見ないとニュアンスがつかみにくいですね、そもそも「五爻」と「上爻」というだけで仮に爻辞が同じでも、ニュアンスは変わりますよ。そんなの無いですけど。

 

 これ、いくらでも情報出てくるね。易は深いね。

 

 そうですね、タロットもそうですが、占いとはそういうものです。

 

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