かえるさんの星占いらぼらとりー

星占いによる性格分析を詳しく解説しています。心の仕組みと、ホロスコープを読めるようになることが目的のブログです。

「天山遯」「円盤の8」太陽の復活する宮 トートタロットと易

 

 こんにちは、かえるさんです、今回は『「天山遯」「円盤の8」太陽の復活する宮 トートタロットと易』と言うお話です。

 

 今回は「天山遯(てんざんとん)」ですから「円盤の8」と対応しますから、ホロスコープでは「乙女座1度~10度」と対応します。

 

 易は6本の爻を下から読んでいきます。「天山遯」はこうなります。

 

天山遯

 「トートの書」を読んでいると、この「円盤の8」は「天山遯」だけではなく「ジオマンシー(土占術)」の「ポプラス(人々)」とも対応しているのが判ります。

 

 もう訳分からないじゃん。

 

 所が、慣れてくるとたくさんあればあるほど判りやすくなります。象徴などもたくさんあって矛盾していればいるほど、本質が明確になります。

 

 判らないのは、本質が判らないから?

 

 そういうことです、象徴を国や時代で狭く区切っていくと永遠に本質はつかめません。

 

 でも、「円盤の8」は乙女座でしょ?何で蟹座なの?

 

 乙女座の自分の世界に入っての修行と蟹座の、役目を果たす中での修行というのは似ている部分もあり、さらに「天山遯」という卦では「遯」に「豚」「豕」という字が入っていることに注目です。

 

 「豚」は非常に重要な家畜ですし、易では「豚」「豕」は「坎」クロウリーは、それらを「月」と対応させました。

 

 「豚」は野生では「猪」ですから「火星」と対応するので「生まれ変わり(急激な成長、価値観の変化)」とも関係しますし、「ジオマンシー」では「四段の陰陽」で卦を表現するのですが、以下の感じです。

 

 格段にエレメントの意味があります。「ポプラス」は四段とも「陽」で2つの点4段で表されます。

 

 そのイメージが「円盤の8」にも書き込まれています。

 

 

 なるほど、書いてあるね。花が「ポプラス」になってる。

 

 背景の黄色からも、直感から来る能動性が「陽」であるイメージが強く伝わってきますし、「木」によって成長を望んでいることも判りますね。

 

 でも「円盤の8」は乙女座に「太陽」でしょ?「天山遯」って「遯」引き下がるイメージじゃないの?

 

 そうです、人々の役に立ちたいと思い「心から本当にやりたいこと」で、身を立てる、認められたいと思えば、しっかりした環境にいる必要があります。

 

 それが「遯」ってことか。

 

 「ジオマンシー」で言えば、「ポプラス」という人々の中で目標を見つけ、全て「陰」である「蟹座」「月」と対応した卦「ヴィア(道)」につながって行くのです。

 

 全て「陰」なのは、決めたことをしっかりとブレずにやるイメージです。

 

 「ポプラス(人々)」の中にいるからこそ「ヴィア(道)」を見つけられるのです。

 

 この場合の「道」は「タオ」と読めば、「生命の樹」の「王冠(ケテル)」とも対応します。

 

 つながってるなー。やっぱ、トートタロット難しいな。

 

 術者の知識が無いと占いなんてどうしょうもないですからね。象徴を知っていても実際の人生に当てはめて説明出来ないようじゃ、象徴を学んだとは言えないですからね。

 

 では『「天山遯」「円盤の8」太陽の復活する宮 トートタロットと易』というお話です。

 

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天山遯下卦

 

 

 「天山遯」の卦辞は「亨 小利貞」とおる しょうただしきによろし。

 

 結果を出すというより、本当の目的に合った、目先の利益に捕らわれない行動をとる、という「亨(とおる)」であり、一般の人が言うような「成功」ではない、ということです。

 

 自分のやりたいことをやる、って難しいよね、

 

 「天山遯」は下卦が「艮」上卦が「乾」ですから、自分の目指す所に向かって山を登って行くイメージです。

 

 

 「下卦」は「山」の「艮」だね、頑張って登って行く感じだ。

 

 

 「初爻」は「陽位」に「陰」で「不正」ですが「二爻」に比して、(隣の爻と陰陽が違う場合、比している、つながっています。)「乾」である「四爻」と応じています。

 

 

 弱いからこそ柔軟に対処し、自分の目的に気づき努力するイメージですね。

 

 なるほど。

 

 初爻の爻辞は「遯尾厲 勿用有攸往」とんびあやうし ゆくところあるにもちうるなかれ。

 

 え、逃げる卦なのに逃げないの?

 

 既に遅れていますから、慌てて逃げるのではなく冷静にことを理解し慌てて動くな、と言っています。

 

 つながっているから慌てるな心配するな、ってことかな。

 

 心配はするでしょうが、したからってどうにもなりませんからね。

 

 

 「二爻」は「執之用黃牛之革 莫之勝說」これをとるにこうぎゅうのかわをもちう これをとくにたうるなし。

 

 要するに、しっかり結びつける、これを解くことは出来ない。基本的には自分をしっかりもって、ゆるがないことを言っていますが、単に硬くてほどけない、という時にこの卦が出ることもあります。乙女座の頑固差っぽいですよね。

 

 質問などによって、そういうのもあるんだね。

 

 そして「中」を得た「二爻」は「陰位」に「陰」で、「尊位」である「五爻」「陽位」に「陽」と応じています、これは非常に力強いですね。

 そういうのも大切なんだね。

 

 そして「陽位」に「陽」の「三爻」としっかり比しています。が「初爻」とは比していません。

 

 下じゃなくて上とつながるイメージなんだね。

 

 

 三爻は「係遯 有疾 厲 畜臣妾吉」とんをつなぐ やまいありて あやうし しんしょうをやしなえばきち。

 

 どういうこと? 

 

 「天山遯」は「良くないものから距離をおく」卦ですから、去らないといけません、その意味で名残惜しさがあるのですが、「臣妾」の面倒を見て自分は去る、ということも意味しますし、問題は判っているが、今はとりあえず身内を守り様子を見る。という取り方も出来ます。

 

 色々あるんだね。

 

 三爻は「陽位」に「陽」で「正」、上爻に応じてませんが下の「二爻」に比しています、よって、下を守る意味にもなるわけです。

 

 それが面倒を見てあげる感じと、大切にする感じの両方につながるのか。

 

 

天山遯上卦

 

 

 

 ここからは上卦です、四爻は「好遯 君子吉 小人否」このめどものがる くんしきち しょうじんしからず。

 

 四爻は初爻に応じていますが、比していませんし、「陰位」に「陽」ですから、強く主張するが、多くを失います、要するに、今まで好んでいたものであっても、執着せず去れるのなら「君子吉」で、モノや愛着のあるものにこだわる「小人」なら「否」要するに出来ないでしょう、ということです。

 

 目先のことをどう思うかで行動も結果も違うんだね。

 

 

 尊位である「五爻」は「二爻」に応じ、「陽位」に「陽」で「正」、しかし比せず、ですから、適切な撤退、のようなイメージです。それは後には良いことだと言っています。

 

 五爻は「嘉遯 貞吉」よくのがる ていきち。ひくべき時にひくのが宜しい、ということです。

 

 そうか、目的が「遯」だから、なんだか五爻なのに判りにくいね。

 

 

 上爻は「肥遯 无不利」ゆたかにのがる よろしからざるなし。

 

 心豊かに遯く、問題はない。

 

 なるほど、でも、それは後の視点で言っているから、目先としてはいろいろ失ってたりするんだね。

 

 まあ、そういうことです。「上爻」は比していませんし、応じていませんし、正しくもありません。しかし「天山遯」は「中」を得た「二爻」と「五爻」がしっかり応じています。

 

 要するに目先に結果ではない方向に向かうべき時なのかな。

 

 それは即ち、修行、訓練の時と言って良いでしょう。

 

 そうか、みんなに認められたい、結果が欲しい獅子座の逆、みたいな乙女座っぽさ、とも言えるのか。

 

 天山遯、山の上に我が心有、と言ったところでしょう。

 

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